「だすもんだしとりゃいいげんや。」
正月にお年玉を渡したら、年老いた母が、私に言った。
わたしが買ってきたケーキを見て、
「お土産タダやぞ!」
(私に何も対価を渡さなくてもケーキが食べられる、という意味)
ある人にお年玉を渡す様子を見たあと、
(「その金をこっちによこせ」とでもいいたげに)
「今からATM行きたいってことは、お年玉いっぱいやってんろ。」
と、母はわたしに言った。
母の汚い目つきは、
一円でも私からせびり取ることだけを考えているように見えた。
なんてカッコ悪いんだろう。
私はある日、
信頼している男友達に、
ある試験の過去問題と教科書を貸してもらうために、
出かけた。とても暑い夏で、汗をかいていたから、
家を出る直前に、シャワーを浴びた。
それを見た母は、
「だれとでも○○○○するんかい、腹でっかくなっても知らんぞ」
と、言い放った。
この人の頭の中は、一体どうなっているんだろう?と、
愕然とした。
そういえば、昔、
初めて好きな人が出来たことを報告した時も、同じことを言われた。
そんなことを、そんな歳で、わたしが、しないと当然判断する、ということにすら
母の思考回路では、気づけなかったんだと思う。
こんなやつの遺伝子を残せるわけない。
わたしで終わらせる。
わたしは、自分でわたし自身を殺す覚悟が出来ている。
わたしの、この体が、子どもを産めなくするための努力もしている。
わたしは医師では無いので、真偽は保証しないけど、たぶん、
今よりもっと痩せて、生理を止めれば、
「わたしの場合」は、
排卵は無くなって、受精は出来なくなると思う。
参考:現在の私の見た目の細さ
血縁関係があり、扶養義務があることを盾にして、
「親に仕送りしとるおまえの同世代はたくさん居るぞ」
「親への仕送りが当たり前やぞ」
「恩返しするのが当たり前や」
と、母は言う。
どこまで逃げても、きっと追いかけて、金をせびってくる。
母が雇用先を選り好みして、生活保護を受けることになったら、
きっと、わたしは、精神的に殺される。
それまでに、遠く、遠く、
母が追って来れない場所まで、
逃げないといけない。
地球の裏側でも近いかもしれない。
…あの世へ、逃げるしか無い、
そう思わないほうが、精神的におかしいんじゃないか?
と、夜、一人になった瞬間、毎日思う。
つづく
しゃり子さま
しゃり子さんの母親の性格、言動、行動等がしゃり子さんにも継承されているのかといえばそれは否です。それはこれまでのしゃり子さんの記事を見ていればわかります。
そもそもしゃり子さんは自分の中に母親の遺伝子を感じているのでしょうか?
しゃり子さんの持つ優秀な遺伝子を後世に残さないことは非常に残念に思います。
>ままま様
コメントありがとうございます。
また、「私の内面において母のそれは継承されていない」という、
大変貴重な客観的ご意見や、
これまでの記事も見て下さっていたこと・お褒めのお言葉・疑問形のお言葉も、
ありがとうございます。嬉しいです。
「私自身が母の遺伝を感じているか?」については、
わかりません(Yes/Noでのご回答のご用意が、できません)。
理由は、
「私の内面が母に似ているかどうか」を、私自身が判定することは、出来ない。
と、考えているからです。
追伸:
ままま様のように、せっかく、私のwebサイトを見て下さった方から、
「非常に残念」というコメントを頂いてしまったことは、
わたしの完全な落ち度でした。本当に、すみませんでした。