あなたは、桜餅は好きですか?
わたしは、桜餅を愛する、桜餅の子や!
一般的な桜餅のピンク色は、
食紅(赤色なん号)とかの食品添加物で作られている。
わたしは、この食紅の入った桜餅を食べると、
胃が痛くなる。気がする。
なので、桜餅に食紅は使いたくない。
でも、桜餅は食べたい…
そこで…
桜餅のなかにつめるあんを作る際、
あずきの煮汁は、
副産物として必ずできるので、
食紅のかわりに、あずきの煮汁で色を付けられないか、挑戦してみた!
あと、
もち米は家にあるけど、
道明寺粉が家に無い。
ということで、
桜餅の食紅と道明寺を、
それぞれ、
あずきの煮汁ともち米で代用することにした。
2回挑戦した。
1回目も2回目も、使ったもち米は2合、あずきは100g。
【1回目の挑戦(あずきの煮汁:濃)】
水をこれくらい入れたまま、
ストーブの上において、あずきが柔らかくなるまで煮た。
たぶん3時間くらい。
その結果、
こんなに濃い煮汁ができた。
ざるでこして、
あずきと煮汁を分別した。
あずきのほうに、砂糖80から100g、塩2から3つまみを加えて、
ストーブの上で、こげないようにかき混ぜ続けて、30分後…
あんができた!
つぎに、さっきとりわけたあずきの煮汁のほうを使ってもち米を炊いた。
もち米2合分向けの水としては、煮汁が多い気がしたので、
フライパンで煮詰めて、水分を減らした。
フライパンからいったん、タッパーに入れて置いておいたら、
そこに沈殿ができていた。
この沈殿は入れないで、上澄みだけを、
研いだもち米の水として使うことにした。
↑もち米2合を水で研いで、
水を切って、
そこへあずきの煮汁を入れた。
おかまの内側のメモリの、おこわのメモリに合わせた。
ここで、いったん、おかまの中身をぜんぶミキサーにいれて
すこし粉々にして、またおかまに戻した。
これくらい粉々。ほんのちょっと粉々。
米粒を3粒とりだしたら、
1粒は全くかけてなくて、2粒は半分になっているような粉々具合。
これを、おこわモードで炊いたら…
やけに早く、炊きあがったコールが鳴って(30分くらい)、
すこし食べたら、米に芯があった!
でも底のふちのほうは、すこし餅みたいになっていた。
そこで、水を100cc加えて、
全体をねちねち混ぜて、
そのままふつうの炊飯モードで炊いてみた。
40分くらい経過して、炊きあがったコールが鳴ったら!
米の芯が消えて、まるで、
道明寺粉で桜餅のもちをつくったかのような餅生地が誕生していた!
ここに、砂糖を大さじ1.5加えて、
ねちねち混ぜて、
「もち米を炊く前に作っておいたあん」を丸めて、
(もち米を炊く前に丸めておいても良い。
炊きあがった餅生地は、できるだけ早くあんに巻き付けたほうが、
やりやすいかも。
わたしは、1時間くらい経ってから巻き付けても、できたけど…。)
そのまわりに、さっきねちねち混ぜた、砂糖味のもち米生地を巻き付けて…
(その際、一個巻くごとに、手に水をつけて、
塩を人差し指の先にほんのちょっとつけて、手のひらにのばして、
巻き付けた。おにぎりを握るときの1/5くらいの量。)
↑左のお皿は、切った桜餅。
↑携帯用桜餅。
なんともシックな桜餅に仕上がった。
大人の桜餅や!
これに桜の葉の塩漬けを巻けば、完全体の桜餅になるはず。
完成から12時間後に食べても、
餅生地は柔らかいままだった。
ちなみに、餅生地の味が、完成すぐ食べたときとは違う、
3色団子の味になっていた。
つづきまして…
【2回目の挑戦(あずきの煮汁:淡)】
これくらいになったら、
あずきの煮汁を取り分けた。
この時点で、あずきは、
まだ煮えていない。
なので、
あずきだけになったところへ、水を入れて、
再び煮始めて、火が通ったら、水分をとばして、
砂糖80から100g、塩2から3つまみを加えて、ねちねちまぜて、あんにした。
(わたしは、豆がもう煮えていて、水分が多かったから、
こして、豆だけにして、あんにした。
水分のほうはお椀に入れてとっておいて、
砂糖を入れて、おしるこにして食べた。)
ねちねち混ぜる途中でも、あんを味見しながら、
砂糖を加えていけるので、
初め少なめにして、甘みが足りないと思ったら、
砂糖を足せば良い。
先に、あずきを煮始めた時に、とりわけたぶんの、
ボウルに入れたほうの、あずきの煮汁は、
研いだもち米2合に合わせて入れた。
透き通っている…。
足りなかったら、水を入れても良いと思う。
ミキサーですこし粉々にした。
その後またおかまに戻した。
ミキサーでシェイクされて、濁った。
この状態で、3時間待って見てみたら、
表面に沈殿ができて、上澄みが分離していたので、
スプーンでかき混ぜて、通常の炊飯モードで炊いた。
炊いている間に、あんを丸めた。
炊きあがったのを確認すると…
表面に水みたいのが浮いている…
そしてまたもや、もち米に芯が残っている!!
でも底のほうはもちになっている…
これで、
もち米をすぐ炊いても、水につけて3時間後に炊いても、
同じように、芯が残る!ということが判明。
ということで…
水100ccを加えてねちねち混ぜて、
再び、通常の炊飯ボタンを押した。
そして…
ちゃんと炊けていたけど、とても柔らかかった。
なので、砂糖は大さじ1にとどめた
(砂糖が多いほど柔らかくなりそうな気がするから)
↑炊けてから30分後の様子。
炊けてすぐは、柔らかすぎて、あんに巻き付けられなかった。
先に作った、濃い桜餅(左皿)。今作っている途中の淡い桜餅(右皿)
先に作った濃い桜餅(左皿)、今作った淡い桜餅(右皿)
淡い桜餅、大きいのが9個できた。
上段の真ん中が、先に作った濃い桜餅。
その他が、今作った淡い桜餅。
ラップに包んだ。冷凍してみる。
後日、電子レンジで解凍して食べたら、
やわらかすぎてべちゃっとしてしまってたけど、
味はおいしかった。
電子レンジを使わずに、
冷凍庫から冷蔵庫に移して5時間後、
冷たかったけど、べちゃっとすることもなく、
おいしかった。
夏は良いかもしれん。