父母の脳に、彼ら自身の認識に上らない欠陥があるなら、
彼らは、論理的結論(正しい結論)を出すことができないのかもしれない。
彼らは、問題の物事の因果関係の把握、状況の俯瞰ができない。
子からの回答や問いも理解できない。
なので、
彼らは、自分たちを納得させるため、
問題の物事の結論を出す際、非論理的な方法を用いることになる。
その方法とは、
因果関係が無い事実のうち、子に因る事実、
たとえば、その子に友達が少ない、のような事実を、
因果関係をかえりみることなく、
問題の物事の原因ならびに解決すべき結論として据え、これを主張する方法。
子が幼いなら、子は、これを真に受け、
論理的思考の体得の邪魔をされるだけではなく、
自分に因る事実が、解決すべき事実である、
という、自己否定的思考を植え付けられるおそれがある。
なので、自分を幼いと思う子は注意しよう!
そして、
親の脳の、この種の欠陥は、
80%の確率で、子に遺伝しているらしい。
子と親の違いが、
この事実を認識していることと、そうでないこと、であるなら、
事実を正しく認識している子は、
欠陥があったとしても、有効な対策をとることができる。